直視できない
今日も眠れない。久しぶりに短歌をつくろうと思っていたけど何も浮かばなかった。何かをよく見ることができなくなったのかもしれない。
人との関係が終わっていくとき、酸素の薄い場所で死を待っている感じがして嫌だ。何をどうしてもきっと裏目に出るのだとわかっていて、その上でやったことはすべて失敗で、やらずにいたことはすべて可能性だけを残して行き場を失ってしまう。
耐えられず逃げ出せば、選べたかもしれないもしもの世界を無限に考えるしかない。誰かとずっと親しくしたいなら、すべての選択肢を間違えずにいなければならないのだろうか。
人との関係は自然と終わっていくことが多いのだと頭では理解しているし、生きていれば「もう会わなくなった人」が増えていくと知っているが、それでもなお人と出会って人と離れてを繰り返すことに何の意味があるのだろうか。
かつて人をさみしい人生の止まり木にした罰が当たっているのだと思う。